じょうじょう

じょうじょう
I
じょうじょう【上上】
この上なくよい・こと(さま)。 上乗。

「~の出来」「気分は~だ」

II
じょうじょう【上乗】
※一※ (名・形動)
この上なくすぐれている・こと(さま)。 上々。

「~の出来」「きょうは~な日和(ヒヨリ)だ」

※二※ (名)
〔仏〕 すぐれた教え。 (小乗を下乗というのに対し)大乗のこと。
III
じょうじょう【上場】
(1)物件が証券取引所または商品取引所における売買取引の対象とされること。

「東証第一部に~される」

(2)「上演」に同じ。
IV
じょうじょう【冗冗】
(1)長々と, くどくどと話すさま。

「~と長口舌をふるう」

(2)入り乱れているさま。

「紛々~」

V
じょうじょう【嫋嫋・裊裊】
(1)なよなよとして風情のあるさま。 しなやかなさま。 たおやかなさま。

「~たる柳」「~たる美女」

(2)音や声が細く長く続くさま。

「余韻~として尽きない」「曲は~として次第に興を増した/復活(魯庵)」

(3)風がそよそよと吹くさま。

「薫風~として菜花(サイカ)黄波を揚ぐ/花柳春話(純一郎)」

VI
じょうじょう【常常】
ふだん。 つねづね。 日常。
~綺羅(キラ)の晴れ着なし
いつもきれいな着物を着ているので, 晴れ着が必要な時に晴れ着とすべきものがない。 事の区別・限度をわきまえない人のたとえ。
VII
じょうじょう【常情】
普通の人間のもっている感情。 また, 常識。

「慎む心になるが~であらう/二人女房(紅葉)」

VIII
じょうじょう【常状】
平常の状態。 常態。
IX
じょうじょう【情状】
(1)実際の事情・状態。 実際のありさま。

「処々人民の~を察し/西国立志編(正直)」

(2)刑事手続において, 訴追を行うかどうかの判断や刑の量定に影響を及ぼすべき一切の事情。 犯人の動機や目的, 犯人の年齢・経歴や犯行後の態度など。
X
じょうじょう【擾擾】
ごたごたと乱れているさま。 騒がしいさま。

「衆論喧嗷(ケンゴウ)邦内~たり/佳人之奇遇(散士)」

XI
じょうじょう【条条】
(1)一つ一つの箇条。

「右の~厳(オゴソカ)に相守れ/近世紀聞(延房)」

(2)草や木が乱れ茂っていること。

「琥珀の櫛は~の翠(ミドリ)を解く/虞美人草(漱石)」

XII
じょうじょう【瀼瀼】
露が一面に置くさま。
XIII
じょうじょう【畳畳】
幾重にも重なり合うさま。

「大小の峰巒, ~として相ひ重り/浮城物語(竜渓)」

XIV
じょうじょう【穣穣】
穀物が豊かに実るさま。

「麦穂~として登熟し/八十日間世界一周(忠之助)」

XV
じょうじょう【茸茸】
草が盛んに茂っているさま。

「春草~/日乗(荷風)」

XVI
じょうじょう【蒸上】
水蒸気が立ち昇ること。

「大谷川の水烟~する事山霧の如し/日光山の奥(花袋)」


Japanese explanatory dictionaries. 2013.

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